「できることは2つかな。今いる親や家族との時間を最大限に生きること。そして健康第一。」

昨夜、「自分の介護について考える」というテーマで、今の介護制度について、親の介護の現状についてなどについて、専門家も交えて、学び意見交換をしました。

現在進行形でお母様の介護を遠距離でされている方の実体験や、専門家から聞く介護の実情は、臨場感ありとても学びになりました。

忘れる前に記録しておきます。

・介護について今の国の方針や介護保険制度について知っておく必要はあるけれど、制度等は変わるので、いざという時の相談窓口を知っていれば良い。

・親孝行について、子どもであるあなたが考える親孝行と、親が考える親孝行は違う。

・元気なうちに家族で価値観の擦り合わせをしえおくと良いが、介護について、親が60才の元気な時に「子どもに迷惑はかけないから」と言っていたとしても、それは歳とともに体調の変化とともに変わっていくもの。

・人間は歳を取ればまたわがままに自然になっていく。

・お金がなくなっても、今の日本の制度であれば生活保護を申請すれば生活には困らない。安心して良い。ただ、お金があれば、時間と心に余裕が持てる。

このほかにも、制度のポイントや国が目指す方向等色々情報もいただきました。

そして、専門家の方からのアドバイスはこちらです。

「私自身、親の介護を通じて、ご近所のこと、地域のことに思いが及ぶことに気がつきました。時間や経験を通じて、視点、解釈も変わりますし、制度も変わりますので、柔軟な気持ちで構えていただければ良いなと思います。」

私の心に一番残ったのは、「今の時間を大切にする」ということです。

これからあるかないか、いつあるか分からない介護に不安になる必要はありません。それより、両親や家族が今いるのならば、元気なうちに心を寄せて、できることをしたいです。

数年前、施設に入っている祖母に会いに行った別れ際「また来てね」と祖母が言い、「また来るね」と答えました。それが最後になりましたが、そのやり取りが、私の心を優しく温めてくれます。