長女、台湾へホームステイに行きます。そのお土産を求めて、以前キルギスの方と扇子を探して入ったお店がとても良かったので、今回もそちらを目指しました。
日本橋室町にある、有便堂さんです。なんと、この7月末で「日本橋室町一丁目地区市街地再開発事業」に伴い休業に入るとのことです。
売り場に置いてあった扇子は1つだけ。
事前電話の確認では扇子は2つ、柄も聞き、あると良いなと思っていた方がなくなっていました。
あるその一本も素敵なのですが、できればもう1つのほうが…という思いが抜けきれず、店内を見回したところ、1つ富士山や人々の絵が鮮やかな大きめの扇子が壁高くに飾られていました。
値段も小さくついています。
お店の方に聞いてみますと、売ってくださるとのことでした。
椅子を使いその扇子を下ろしてくれました。
今まで色々なお店で見てきた扇子とは違い、一回り大きく、絵が鮮やかです。飾り用とのことなので、使う目的ではないようなのですが、長女はこれがとても気に入ったようです。
お土産には飾り用の扇子にしました。飾るための丈の支えもセットにしました。
店主さんが、この扇子は箱があると、店の奥から取ってきてくださり、丁寧に包装してくれました。
包装してくださっている間少しお話をしたのですが、「台湾の人々は親日家が多いし、日本語を話せる人も多いから何も心配がないね」とか、「ここは台湾で読まれる日本の観光本に出ているんですよ。」「創業100年以上の店は、日本が一番多いですよ」など、色々教えてくださいました。
歴史あるお店が、休業されてしまうと聞き、にわかファンでもとても寂しくなりました。HPを確認すると有便堂さんらしい、木造建築の新店舗を見つけることができていないため、次の出店の目処がまだたっていないようです。
そんなこだわりもカッコいい!
けれど、どうか良い店舗が見つかりますように。
店主さんが『うちに、台湾語を話に来てね』と声をかけてくれました。新店舗にもお伺いできる日を楽しみにしています。