実家には、お手玉やヨーヨー、百人一首、けん玉、だるま落としなどなど昔からの日本の伝統の遊びがありました。
ただ、私が満足に遊べたのはお手玉だけでした。お手玉は、祖母もやって見せてくれましたし、母や姉も上手にやっていたと思います。
そのため、私もお手玉3つまでは、調子が良ければ出来ます。
ヨーヨーは、ただ何回か繰り返して上下させるだけ。百人一首はもっぱら坊主めくりだけ。けん玉は兄が「もしかめ」が出来たと聞いたことがあるけれど、見たことがなく、私は大皿にやっと乗せられるか乗せられないかという程度。だるま落としも、だるまが転がらなかったことがありません。
長いこと、これらの遊びは「できないこと」だと思っていました。
しかし、百人一首は子ども達が学童や小学校でやってくるので、ちゃんと遊べるものなのだと認識が改まりました。漫画やドラマで『ちはやふる』も楽しみましたし。
けん玉は、長女が好きになりパパと色々な技をやるようになり、それを見て教わったら私もすんなり出来るようになりました。大皿、小皿、とうだい、もしかめ、たまに空中ブランコという技も成功します。
これらの遊びは、「できないもの」と思いながら挑戦しても一向にできませんが、出来る人の姿を見て、「できるもの」と思って挑戦すれば案外すんなりできるようです。
先日、久しぶりに「だるま落とし」で遊びました。お一人、「できるのよ」と一番下の積み木から小槌で左右にパッパッパっと払っていき、頂上のだるまを転がすことなく、着地させました。
意外なほどの早いスピードで積み木を左右に払っていく様子を見て、真似してトライしてみたら、なんと私も2回目にして大成功!だるまさまが転がらずに床に着地してくれました。
うれしい。たのしい。大好き!まではあと一歩。
「できるもの」思うだけでできることがぐんと増える!ちっちゃな勇気をもらえる体験でした。