学校公開がありました。小学6年生の総合の時間では、それぞれにとっての名言の発表です。持ち時間は1人1分。名言と、その名言の意味、なぜそれを選び、今後それをどう活かしていくか、という名言についてのプレゼン資料を各自のPC内に作成し、順番が来たらPCを教室の前のプロジェクターにつないで、ストップウォッチをスタートさせて、発表という流れでした。

トップバッターの男の子の発表がとても良く、続く皆の発表がとても楽しみになりました。クラスメンバーは40人ほどです。次女のクラスも同じ時間にグループ発表をしていたので、教室を行ったり来たりして、半分も聞けませんでしたが、聞けた分ではそれぞれ個性を感じました。

松田松陰の言葉から選ぶ子、Youtuberから選ぶ子や漫画から選ぶ子などジャンルが幅広いです。中学受験に挑戦した子は塾の先生の言葉を紹介していました。ガンディーの名言を紹介した子は、ガンディーをとても尊敬していてあまたある名言のなかから1つを選んだと熱く語っていました。そして、それぞれの子が、その名言を今後に生かして一生懸命努力していきたい、楽しく生きていきたいと話していました。

このように未来を語る10代の子ども達の発表を見ていたら、この世界を大切にしたいと思いました。その為にも大人になった私たちが一日を一日前よりも良くできると信じて過ごしていきたいと思いました。

ところで、私が見た発表の中では父や母の言葉を発表している子はいませんでした。長女に聞いてみましたら、他のクラスには父や母の言葉を選んだ子がいたとか良く分からないとか。母はいつも大事なことを伝えているつもりなのですけれどもね。どれも名言まで昇華できていないということでしょうか。一つや二つで良いので、いざという時に思い出してもらえるような言葉を残せたら……。