私の場合、小学何年生頃だったかは定かではありませんが、大好きなおばあちゃんに「“ぼくちゃん”だけはやめなさい」とたしなめられたことがありました。
自分のことを私ではなく、“ぼく”や“ぼくちゃん”と呼んでいた時期です。
おばあちゃんはとっても優しかったので、この“ぼくちゃん”の注意と、恋愛要素のあるマンガを読むことを心配されたのと、この2つだけが、おばあちゃんにご意見をいただいたなぁと覚えていることです。
ちなみに当時は『タッチ』(あだち充)を読んでいて心配されていました。
そんなことを思い出したのは、小学6年生の長女が、最近頻繁に「ぼく」を使っているからです。さらに昨夜は小学4年生の次女も「ぼく」と言っていたので、この“ぼく”時期はなんだろうなと思ったのです。
当時の私は、おばあちゃんに注意されましたが、「ぼくちゃん、“わたし”なんて言えるようになる気しないし」と思っていました。
それでも、今はもちろん自然に“私”と使っています。
娘達に、「なんでぼくっていうの?」って聞いてみたら何か分かるでしょうか。「別に」という回答が予想されますが、次のタイミングで聞くだけ聞いてみようかなと、思います。