新しい曲を1曲、覚えられました。

第九と一緒に歌う予定の『ひとつしかない わたしのからだ』作詞:覚和歌子さん、作曲:曽我大介さんの曲です。

今回が初披露になる予定のコーラスです。

初めて曲を聞いた印象は童謡のような親しみやすい歌詞とメロディでした。

何事もだいたいで捉えてすぐに忘れるタイプの私に、暗譜など短期間で出来る気がしませんでしたが、先生方のおすすめのやり方をその通り実施し、クリアに覚えることができました。

やればできた!

まずは、歌詞をはっきりイメージできるよう、歌詞をノートに写し、歌詞のイメージを絵にします。

この過程で、歌詞の意味やつながり、特徴を掴みます。

次に、似ているフレーズだけれども半音だけ前のフレーズと違うところとか、半拍違うところとか、差異のあるところに注目し、歌詞と音程を確実に押さえることに取り組みました。

差異を確実に把握すると、覚えやすいと、曽我先生がおっしゃるのです。

こちらの曲、似たようで違う歌詞や音程も、複数箇所あったので、なんとなく歌っていては、到底覚えられないと感じていました。

微妙な差異をはっきりさせようとすると、音程も拍の長さもきっちり認識しなければなりません。

覚えられそうにないと思いつつも取り組んでいましたら、それでも1曲まるごと覚えられました!

今は集中すれば歌えます。

絵をイメージして、歌詞を頭に流し、音符の音階や休符の配置もそのまま五線譜を頭に思い浮かべて、やっと歌えます。

でも、それらを全てを頭に思い浮かべることができることに驚きです。

歌を歌うには、ここまでハッキリ覚える必要があるのですね。開眼。

『第九』は後半部分にまだ怪しい箇所があります。

本日獲得した、「歌を覚えることができる」という新しい自信を糧に、ベートーヴェンに奉仕できるよう、歌詞とテンポと強弱とイメージを五線譜ごと、覚えて体に染み込ませたいと思います。

本番まであと5日!