大田区の大きな淡水池のある洗足池公園には、スワンボートもペダルボートもローボートもございます。
小4次女は前回、ローボートを漕ぐ挑戦をした時、なかなかうまくできず、もうローボートは一生乗らないと宣言していました。
ところが先日とてもお天気の良い日です。ローボートに乗りたいと言うので、今回は私は次女が漕げるようになるまでの苦難も承知の上で、ボートのチケットを購入し乗り場へ行きました。
「どっちのボート?」とボートのおじさまに聞かれたので、「ローボートをお願いします」と答えました。
すると、少し意外だったような反応をされたので、私は気合いを入れて「漕ぎ方を覚えたいんです!」と伝えました。
「覚えたいのはどっち?漕ぐ人がここに座って」と促されました。
次女と顔を見合わせ意思を確認し、次女がボートの真ん中に座りました。
すると、そのボートのおじさまが、とても丁寧に教えてくれました。とても嬉しかったので、その教えをこちらに記します。
①まず、進行方向に背を向ける形で船の真ん中に座る
②ボートにオールホルダー(オール取り付け金具)がある場合、オールピボット(引っかかるところ)をホルダーにつける。
③オールは上からがっちり掴む
④ボードは後ろに進行させるので、オールを漕ぎ手の後ろの水面にいれて、角度をしっかり立てる。縦を気をつけると、ぐいっと進む。
⑤腕だけで漕ごうとせず、体全体をを使ってオールを漕ぐ。腕を引きながら背中も後ろに倒すかんじ。
⑥前に持ってきたオールを後ろにする時には、必ずオールをしっかり水からあげてもっていく
⑦オールは水中深くに入れるのではなく水面近くでOK
⑧まずはゆっくり漕いで形を覚える
以上です。
一通り教わり、いざ、船着場から離れて進もうとしましたが、初めに広い方へ向かうことが出来ずに先端が湖のはじっこ着いてしまい、方向転換をしようとバタバタやっていました。
すると、スイーっと先ほどのおじさまが、ボートに乗って近くまできて、右を漕ぐとか、もう少しとか左を漕ぐなど指示してくれ、晴れて広い水面に出ることができました。
まさか、これほど丁寧に教えていただけるだなんて感激です。
その後は次女と私の2人で練習です。
それがなかなか、なかなか、思う方向に進まないものです。
場所は変わらず時間だけが過ぎていきます。当初は30分で池一周ようと思っていましたが、思うように進まないので、時間を気にしないことにしました。
ゆっくりと、一周しようと2人で取り組みました。これがまた色々と大変ではありましたが、なんとか船着場に帰ってこられました。
ローボート、暖かい日にゆったり漕いで、コイやカモとのんびり水面に浮かび、好きな読書など時間を気にせずにできたら、さぞ宜しいことでしょう。