酒井邦嘉先生の『デジタル脳クライシス』という本を読み、レビューを書きました。その関係で、AIとアナログについて、とかAIをうまく生活に取り入れていくにはどうしたら良いか、と考える機会がありました。

酒井先生曰く、生成AIの利用で人間の脳が進化したり賢くなったりすることなど、科学的にありえないそうです。

安易になんでもかんでもAIに頼り、自分の脳を働かせないのでは、いけないことだと感じました。

しかし、私は家族との会話で気がつきました。AIに依存する前にも、私はすでに◯脳クライシスに陥っていたのです。(クライシス:危機、岐路)

◯は夫です。

決してのろけではありません。

彼は物事を良く比較検討します。しっかり調べてきっちり検討して良い方を選ぶことができます。例えば冷蔵庫を買い替える時も、狭い家の通路をギリギリ通れるサイズでうちの生活スタイルに合いそうなメーカー、型を選び、安くなるタイミングを待って購入することができます。私にはそのような根気はありません。

例えば、私の長い文章を読み、どこの意味が通りにくいか、どことどこに肉付けをした方が良さそうか、そして誤字脱字も、きっちり指摘してくれます。彼のOKが出ればOKと、私はとても信頼しています。

今回のブックレビューを書き上げた時も、一番に確認してもらいました。今までの文章はだいたい一番に「分かりにくい」などのコメントが多かったのに、「面白いんじゃない?」とのコメントをもらい、信じられないくらいうれしかったです。

今回、ブックレビューをサイトに掲載いただくまでに、ビジネスライティングゼミの講師でサイトCORECOLORの編集長でライターのさとゆみさんにご尽力いただき、同期のメンバーにも原稿チェックいただいたりと、皆さんに手をかけていただいています。とてもありがたいです。

その中でも、身近な夫の「面白いんじゃない?」の言葉が、私を支えてくれました。

その後も、長女の携帯カバーをどうするかとか、中学入ってからの長女の携帯をどうするかとか、検討すべき要素が複数あって難しそうなことは、夫に考えてもらうのが吉と思っています。

私の脳は楽で確実な方法を選択します。

すでにすっかり夫脳クライシスに陥っています。もうしょうがありません。うまく付き合っていくしかありません。