PTA関連で誰も手をあげない、発言しないという状況、想像しやすいかと思います。

先日、世田谷区の小学校で、PTAの活動として卒隊のリーダーをされているという男性の話を伺いました。

「ある日を堺に卒隊のママさん達みんなが積極的に参加してくれるようになりましてね、今はとても良いチームです」とおっしゃっていました。

残念ながら境となったある日に何があったのか、はっきり覚えていらっしゃらないようなのですが。まずは1人が手を挙げて発言し、そこから全体的に活発になったそうです。

その話を一緒に聞いていた、組織開発を専門とされている方が、「心理的安全性が担保されたんだろうね」と発言されました。

心理的安全性とは、メンバーどうしが健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチームや組織のことだそうです。「きつい」職場でもなく、「ぬるい」職場でもなくて、目的地に到達するためにみんなでアイデア出しあおうよっていう感覚を持てるのが心理的安全な組織だといいます。(NHK大学生とつくる就活応援ニュースゼミ『心理的安全性のつくりかた』著者石井遼介さん談)

そういう組織をつくるためには、リーダーは、自分よりもメンバーはだいたい話しづらいっていう観点を持っておくことがとても大事だそうです。そしてメンバーが意見を言ってくれたりアイデアを出してくれた時にはその姿勢を認め、内容に対しては真摯に意見も伝えるという感覚が大事だそうです。

身の回りの組織で考えてみると、なかなか心理的安全性が担保されているとは思えないところが多いです…。一番身近な家庭を振り返ってみるとどうでしょう。リーダーは夫や私になりますが、子ども達は心理的安全性を感じているでしょうか。そこは大丈夫でしょうか。特に、さいきん私が7つの致命的習慣を封印するよう心掛けているので、より良くなっていると思いたいです。