今年の1月から、さとゆみさんによるビジネスライティングゼミを3ヶ月間受講しました。
まさに3ヶ月間の越境学習。ヒーヒー言いながらなんとか完走しました。
さとゆみさんや、ライターの方々が、「書くことで思考が深まる」と良くおっしゃっていて、私はそんなものかなぁと思い、その時は聞いていました。
でも、実際にブログを毎日ペースで書いていますと、その意味が実感として感じられます。嬉しい発見です。
毎日何かを書こうと思うと、何かを見つけなければいけません。
そのため、普段でしたらそのまま流れていってしまう出来事にも焦点を当て、何かを書けないかと考えます。
慌ただしく送る毎日の中、何かをキャッチしなければというアンテナが立ちます。
少しでも何かがアンテナに引っかかれば、そこから関連するエピソードはないか、面白い発見はないか、何かないか、頭の中を検索したり、ネット検索をしたりしますので、「書く」ために情報が更新されたり、整理されます。
それを記録することで、記憶にも残ります。
『守り人』シリーズ、『獣の奏者』『鹿の王』等の著者上橋菜穂子さんの『獣の奏者③』の付録『ハンター・上橋菜穂子とパイロット・石崎洋司の作家対談!〈後編〉』では、「ストーリーは糸が出るように、あとからあとからつぎの場面がうかんでくるの。」「けっきょく、まずは書かないとだめなんですよね。書くリズムがくずれると、同じシーンを何回も何十回も書きなおしたりするけれど、突然のりこえやれるときがやってくる。でも、どうしたら乗りこえられるのかはわからないんだなぁ、これが(笑)」と言われていました。
上橋さんの、壮大なスケールと奥行きを持つハイ・ファンタジーも、書くから紡がれる。
文章が次の文章を連れてくるのですね。
書くと、次の何かがやってくるのです。
何者でもない私だけれど、書くことは、面白いです。