相変わらずですが『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』キャスリーン・フリン著を少しずつ読んでいます。「プレゼントを開くようなひと皿」としてパピヨット料理を説明してくれている文章があり、とてもおいしそうです。備忘録もかねて転記します。
「パピヨット、つまり紙巻きだ。この技術はとてもシンプルで素早い調理方法だし、フライパンもいらなければ、皿を洗う必要もないというのに、アメリカの家庭であまり知られていない。調理方法は本当にシンプルだ。少しの油を、大きめのオーブンシートかホイルに広げて、塩こしょうする。薄くスライスした魚のフィレにオイルかバターを塗って、塩こしょうし、みじん切りにした野菜、ハーブ、少量のワイン、そして柑橘系の果汁か酢を加えるのだ。オーブンシート(またはホイル)を二つ折りにして端をたたみ、両端をきっちりと折ったら、200度に熱したオーブンで15分焼く。これは薄くスライスした鶏肉でもつくることができる。」
あぁ。おいしそう。でも、パピヨット料理と書かれているから初めは分からなかったけれど、母が何度も作ってくれた鮭やタラのホイル焼きと同じだとここに転記して気がつきました。
この本に出てくる料理の生徒さんたちは、その前の章では肉の授業で、スパイスをそれぞれに味見し、好みに合わせて調合して肉に味をつける実験もしていて、それもそれぞれおいしそうだったのです。
スパイスを改めて味見し、料理本に記載されている通り用いるだけでなく、自分の考えや好みでスパイスを使えるようになったらどんなに料理の幅が広がるでしょう、楽しくなるでしょうと思います。
そこで、今朝の食パンを特別にしてみることにしました。
リンゴを薄く切って食パンに並べ、できるだけリンゴの間にバターをはさみ、はちみつをかけ、最後にシナモンをかけて焼いて食べることにしました。
トースターでしっかりめに焼き、いざお皿にのせてみますと、想像していたのと違う香りがします。なんだか強い香りがします……。
そして気がつきました。シナモンだと思って振りかけていたのが、ナツメグだったと……。
私はスパイスになじみがなく、ナツメグはハンバーグを作るときだけに、ちょっと入れています。そのためにしか使ったことがなく、ハンバーグに入れると味がどう変わるのかもイマイチ分かりません。ただ、ハンバーグの材料に書かれていることが多いのでいれているだけです。
スパイスを使って、いつもと違う朝食を楽しもうと思っていたのに、シナモンとナツメグを間違えただなんてがっかりです。
アップルパイのような甘くておいしい食パンを期待していたのに、ナツメグがかかったりんごパンはしぶい味でした。残念すぎます。ただ、食べられないほどではありませんでした。
ナツメグ、ハンバーグ以外でも使えるかも!?
そこで、ネット検索してみたところ、『「FOODIE 三越伊勢丹の食メディア」ナツメグの賢い使い方!用途ははんばーぐだけじゃなかった~料理への活用法』にて、4つのおすすめを発見しました。まずは、ひき肉料理全般。そして乳製品を使用するホワイトソースやポタージュ等。次に野菜、野菜のなかでもポテト系に良いようです。そしてドイツのクッキーなど焼き菓子にも欠かせないそうです。
なんだかナツメグ、使用できそうです。今朝の間違いは残念だったことに変わりありませんが、新しい道が開けたかもしれません!?