「いいね、愛されてて。」
「愛してるわよ。お互いに努力して。」
「努力なの?」
「無性の愛なんて注げないわよ。もともと他人なんだし。」
「言うね」
「運命の相手って良く言うけど。私そんなの居ないと思うのよ。」
「夢がない」
「運命の相手にするの。
意思がなきゃ続かないのは仕事も家庭もおなじじゃないかな。」
『逃げるは恥だが役に立つ』8話目でみくりのお母さんとみくりの会話です。
気楽に楽しくドラマを楽しんでいたところ、急にドキュンと心を射抜かれました。
そうですよね!!(みくりの)お母さん!!
努力して愛し続けるのですよね。
大切なことを気づかせてくれてありがとう、と思いました。
先日会社で、まだお子さんの居ない方が、「家の猫ちゃんが雷が怖くて膝に乗ってきてね。愛おしいなぁって思って。お子さんがいたらこんなかなぁって」と言っていたので、反射的に私はそれはぜんぜん違うと。
子どもはそんなに可愛いだけのものじゃないです、と必要以上に力説してしまいました…。
もともと他人の夫婦だってそうですが、血のつながった子どもだって、お互いの努力が必要だろうと思うのです。
今夜の夕飯の準備も、娘達にもっとみんなで準備する意思、自分たちも手伝うという想いを持ってほしいと口を酸っぱくして伝えているのに、2人はまったく、少しも、動かないものですから、「母は怒った!」と言う羽目になります。
いつもいつもうちの2人は怒らないと動かないのです…。しかも、悪態をついてきます。
悪循環…。
お互いに愛し合う努力が必要だと思うのです。子どもに求めるのは酷でしょうか?いやいや、子どもだって別人格ですからね。