近くの商店街で、ほうずきが無料配布される「ほおずき市縁日」がありました。今年もしっかり配布予定時間の少し前から並んで、キレイなほおずきをいただいてきました。
ほおずき市は東京の風習のようで、埼玉育ちの私は馴染みがありませんでした。
先日もどうしてほおずきをいただけるのか分からずもらってきたので、ほおずき市について調べてみました。
ただ、ここの商店街の縁日の由来はネット検索では出てきません。次の機会には、ぜひ商店街の方に聞いてみたいです。
ほおずき市が最初にはじまったのは東京・港区の愛宕神社(あたごじんじゃ)だったそうです。もともと愛宕神社の境内にはほおずきが自生していて、それを飲めば、子どもの病気に効いたり女性の病気に効くといわれていたようです。(THE GATE 初夏の風物詩【ほおずき市・四万六千日】の由来・意味と浅草今昔物語より)
また、ほおずきは、古事記に登場しているほど日本ではなじみの深い植物だそうで、お盆に飾る仏花としても用いられるようです。
ほおずきの形と炎の様なオレンジ色から、お盆に帰ってくるご先祖様や精霊を導く道しるべの提灯にみたてられ、仏壇や盆棚、精霊棚に飾られるそうです。
また魔除けの意味を込めて、玄関に飾るご家庭もあるとのことです。(よいはな お盆のホオズキの意味より)
そして、長女が友達から聞いてきた商店街のほおずき市の由来は、ほおずきのぷっくり膨らんだ様子から、五穀豊穣を願ってのお祭りだというのです。それもありそうです。
ほおずき、鬼灯。鬼は死者を表し、灯は提灯(ちょうちん)を表しているとか。
いただいてきた鬼灯、大切にしたいです。

