午前中に健康診断があり、この日はお休みです。せっかくなので、大好きなSALUSEというフリーペーパーで紹介されていたお店に行ってみることにしました。

1店舗目は、アメリカやヨーロッパのヴィンテージ品を販売するインテリアショップです。さらに手作りのクレープとドリンクを提供するカフェも併設されているとのことで、ここでコーヒーとクレープを頼むつもりで向かいます。

健康診断の場所から徒歩16分とまぁまぁ距離もありますが、わくわくする空間を求めて歩きます。どこまでも高く澄んだ青空を眺め、小さな花に目をとめて、紅葉している木々を見ながら道を歩けば、サラリーマン風の方々がお昼時間に出てきています。私は今日は私服でてくてく歩きます。

ビルの谷間に黄色い車。どうやら着いたようです。お店の中に入ってみると、天井からは数多のランプシェードやスタンドライトが下がっています。2階に上がるとそれはそれはヴィンテージな品が置いてあります。椅子の脚の部分とか、古い看板とか、食器もありますが私には魅力が分からないヴィンテージっぷりでした。

併設のカフェもゆっくり座れる感じでなかったので、そのまま退散。

次はカカオの専門店的なお店を目指します。美味しいケーキとコーヒーが飲めるかもという期待を抱き歩きます。再び16分ほどです。

到着して、ドキドキしながら重い扉を開けてみると、既視感です。「あ、ここ、来たことあるし、高いから何も買わずに帰ったところだ」との思いから、私の期待感はあっという間にシュルシュルと縮んでしまいました。

そしてコーヒーを飲めるようなところではありませんでした。

残念です。もう、安心のドトールコーヒーに入ろうとかなと足を向け始めましたが、やっぱりもう一度!と、マップに「コーヒー」のキーワードを入れて検察。120m先にパンとコーヒーのお店がありそうです。

どうやらあのコンクリート打ちっぱなしのお店のようです。ゆっくりコーヒーをのめそうかどうか。

店内に入ると、レジの方がすぐに声をかけてくれて、「店内ですか、持ち帰りですか?」と聞かれます。「店内で」と伝えると、奥から笑顔のステキな女性が出てきて、こちらへどうぞと半円卓に並ぶ椅子の1つに案内してくれました。その半円の中で3名のスタッフの方々が調理をしています。

私の目の前に、調理で使う卵が置いてあったり、バターがあったり、油などの調味料も置いてあります。ベテランっぽい男性がそれらを使いながらサッサと料理をしながら、若い男性に指示しながら料理を提供していきます。私のオーダーではありませんが、目の前で鶏肉らしきものが焼かれていて良い香りがします。

私が頼んだ季節のクロワッサンの季節のフルーツサンドです。フルーツは洋梨。クロワッサンは外がカリカリで中がもっちりふわふわでとっても美味しかったです。

なんだか、予想だにしない面白いお店に入ることができました。常連らしい女性がお友達を連れてきたようでメニューのおすすめをしています。次から次にお客様も入ってきます。店を出ると、7人もの人達が並んでいました。

お一人時間を楽しむのを諦めなくて良かったです。

ここは、SAISON bakery&coffeeでした。