多言語を自然習得する会、ヒッポファミリークラブでは、高校生が10ヶ月、海外でホームステイをしながら学校に通うプログラムがあります。
その出発までの準備に約1年。(人によっては2年くらいになる人も。)その国の言語を聞いたまま口に出すことを続けたり、色々な人に会いに行ったり、留学条件のテストをパスしたり、自分の思いを口にする練習をしたり、学校生活を目一杯楽しんだりと、それはもう濃密な準備期間を経て10ヶ月の冒険に旅立ちます。
そして各々の約10ヶ月のホームステイを終え帰国します。
帰国後の彼らの輝きは、写真を通してでもビンビン伝わってきます。
10ヶ月間やり遂げた達成感。上手くいかないことを乗り越えた自信。自分自身と否応なしに向き合ってきたことによる人間の深み。多くの人と友情を築いてきた豊かさ。家族に再会できた喜びなどなど。
帰国後も、彼らは報告を続け、体験をより深め、自身の成長に繋げていくのを含めてプログラムです。
100回報告を目指します。そして、10年でも30年でも報告してOKです。
最近はZOOMでも報告会に参加できるので、より多くの高校生の体験談を聞くことができるようになりました。
ある4人の女の子(行った国:カナダ、アメリカ、フランス、イタリア)の報告会の中で言っていました。
「ホームステイに行く前の準備中に、“初対面の人を褒める”という挑戦をして、できたことに喜んでいた自分が、可愛いと思う。あんなのアメリカでは当たり前だし」
「ホームステイに行かなかった私達にはもう戻れないんだよね。」
「なんか切ないね〜」
なんて話していて。ノリが完全にJKトークだけど、まるで『セックス・アンド・ザ・シティ』を観ているかと思う報告トークでした。
彼女達の今に、立ち会えて嬉しいですし。
数年後も楽しみです。