今年は“考える”ことに注力していきたいと思います。昨年末から借りていた本を返却前に読みはじめましたら、ちょうど良いテーマの本がありました。

『自分の頭で考える人だけがたどり着ける境地 考えることこそ教養である』(竹中平蔵著)です。

どうやって考えれば良いかの型を分かりやすく提示してくれました。型は7つありますが、私がまず取り入れたいのが、1つめ「川を上る」と2つめ「海を渡る」です。本より転記します。

『川を上る、とは「そもそもそれって何だろう?」という成り立ち、つまり歴史的経緯を探ることです。』『川がいくつもの支流に分かれるように、目の前の課題は、もっと大きな課題(源流)を切り取った一部でしかないことがほとんどです。真の課題、本当の狙い、隠れた本質はどこにあるのか?それらを探るためには、一度原点に戻るのが一番いいのです。』

『海を渡る、とは「他の国ではどうじている?」と他国と比較することです。私たちが直面している課題は、多かれ少なかれ他の国でも存在しています。そして、解決に向けた数々の試みがなされているものです』

なるほどなるほど。とても分かりやすいです。何か考えたいことに出会ったら、まずは歴史的経緯を探り、海外での事例等を調べてみれば良いのです。これなら気軽に取り組めそうです。

ちなみに、考える型3は「バルコニーを駆け上がる」上から俯瞰してみるということです。視点を変えるのです。

考える型4は「場所を変えて考える」移動する、場所を変えるということも、考えを深める上では必要なことと言います。

考える型5は「体験してから考える」、考える型6「書きながら、話しながら考える」、考える型7「基礎を学んでから考える」“基本”なくして大成なしとのことです。

まずは、この型1・2を実践していこうと思います。