2024年9月に図書館に予約を入れ、やっと順番が回ってきて読めました。『30日de源氏物語』

とっても面白いです。昨年の大河ドラマ『光る君へ』も楽しんで見ていました。

本当はこの本を読みながら楽しみたいと思っていましたが、図書館での予約数が多かったです。

何が面白いかというと、まず、30日deとのタイトルの通り、1冊が30日分に分かれています。1日分が10分程度で読める分量も読みやすいです。

そして、キャラクターの説明から、時代背景と、物語を楽しむための概略から始まり分かりやすいです。

そして、有名なエピソードを現代と照らし合わせて考察していきます。

『光る君へ』の道長と友との場面とリンクしていたり、あの紫式部がこんなに古典や歴史を盛り込んで、こんな伏線を張っていたなんて!という、驚きや発見を源氏物語マニア(著者)の三宅香帆さんが、熱い口調で綴ってくれています。

紫式部が登場人物に詠ませた和歌を、現代語訳(意訳)と古文と合わせて紹介してくれるので、その奥深さや素晴らしさも良く伝わってくるのです。

紫式部、すごい!すごい!源氏物語面白い!と、先に先にと読み進めたくなり、あの人にもこの人にも薦めたくなる本です。