昨日も最寄りの電車が止まったり、電車通勤は忍耐が必要な時期になってきました。冬は皆さん着膨れするからでしょうか。満員っぷりが半端ないです。でもまだ息は据えるので最高潮ではありません。
私は満員電車は何年も経験していますから、どの辺りの隙間に入れば苦痛が少ないか、だいたい分かります。
本日も山手線の混み具合はひどいものでした。そして初めての場面に遭遇しました。
それは、最後にお仲間と乗車した女性が、半分押し出されながら、でも車内に残ろう頑張るなかで、大声で「ムリムリムリムリ、アハハハ〜!」と笑い声をあげていたのです。外からは駅員さんが女性をどうにか押し込みドアを閉めようとしています。
お仲間も声をかけたりしていて、ご本人の笑い声が聞こえるので、奥に入り込んでいる私もちょっと楽しい気持ちになりました。
お怪我などないと良いですが。
日本の満員電車はとても特殊な環境で、どんなに苦しくてもぎゅうぎゅうでも基本的に皆さん声を発せず、静かな戦いが繰り広げられています。たまに、あまりの押され具合に声をあげる方もいますが、基本的に静かです。
降りる時にも、無言で人をここぞとばかりに押し退けて降りようとする人も多く、これにはより一層閉口します。「降ります」くらい、声をかければ良いのに。
ただ、先ほどの女性が頑張っている時でも、奥で立っている私のところまで人の動きは少しも伝わってこないのです。まだ入れていない人がいるのは分かるのですから、皆が少しずつ詰めたら良いのに。すでに詰められないという可能性もありますが。でも、満員電車では良くあることです。それぞれが無言で頑張っているけれど、協力する雰囲気はゼロ。
まぁ、暴言を吐く人にはめったにお目にかからないのは良いことです。
日本の満員電車の世界は特殊です。