テレビドラマで今クール、家族で見ていたのは『対岸の家事』です。最終回が終わってしまい残念です。

最近ではテレビドラマが始まる時期、私が気になるドラマの第一話目、二話目を娘達と見て、彼女達も見たいと思うドラマを毎週楽しみに見るようになります。

この前は『アンサンブル』その前が『放課後カルテ』でした。

『対岸の家事』は毎回、人間関係とか、優しさとおせっかいとか、価値観とか、ごくごく身近にある身の回りのあれやこれやについて、じっくり考えたくるストーリーでした。

長女は、主人公の専業主婦詩穂が「実家じゃないところに帰らせていただきます」と言った次の次の回をとっても楽しみにしていました。どのあたりが彼女に響いたのかちょっと気になります。

原作者の朱野帰子さんの話を本で読みたくなり、東京駅の絵が表紙の『駅物語』を今読んでいます。通勤中に読んでいるので、いつも舞台となる東京駅で本を閉じます。

『駅物語』は、東本州旅客鉄道株式会社に現業職で入社した若菜直さんという新入社員が主人公です。彼女の出会った、そして出会う人々のそれぞれの物語が東京駅を舞台にあります。「駅は今日も物語にあるれている」

そして彼女自身も自分の問題に向き合っていくような、そんなお話でした。

ほぼ毎日東京駅を通過しています。東京駅を使う人々それぞれに物語があるわけで、それにいつも触れずに過ごしているのが、少しもったいなく感じる本でした。

丸の内北口を出た時、後ろ姿がユニークな男性を見つけました。スーツのジャケットを、背中に背負った黒い通勤リュックに引っ掛けて歩いているのです。そのジャケットが燕尾服のよう見え、そして左右に揺れています。

まるでペンギンのようや後ろ姿でした。彼は職場ではどのように振る舞っているのでしょうか。

東京駅には物語があるれています。