14:00からそろばん2級の検定試験がありました。小学5年生の次女が受けました。会場は品川エトワール女子高等学校、前回までは親の控えスペースもありましたが、今回より控えスペースはなしとのことで、付き添いの親はいったん離れます。

試験時間は30分。開場時間とともに学校に入り指定の教室へ入りました。開始まで20分ほどあります。その間でトイレへ行ったり、そろばんを出して最後の確認をしたりと、それぞれに過ごします。そろばんをはじくぱちぱちという音だけがしています。緊張感が高まります。

試験中は近くに居られないので、開始時間前に最後のエールを送って親は一時退出しました。

ふぅ。

試験前にトイレも行ったし、忘れ物もなさそうだし、本人も落ち着いているようだし、昨日から最後の調整をしてきたし、きっと大丈夫と思いつつ、待ちます。

ただ、当日午前中の練習の出来が本人曰く悪かったのと、前回の会場の試験では普段やらないミスをしていたこともあり、何が起こるか分からないという思いは拭えません。

試験終了時刻になりました。前の時間の子達も終了予定時間の10分後に教室を出てきたので、それくらいを見込んで学校の前で待ちます。

たくさんの親やそろばん教室の先生らしき方々が同じように待っています。

まだかなぁまだかなぁと入り口を見つめていると、1人子どもが出てきました。真面目な表情をしています。それから少しして、数人ずつ出てきました。ほとんどの子どもに明らかな表情は見当たりません。試験の出来はどんな感じ!?と思いながら子ども達の顔を見送ります。

おそらく3クラス分の子ども達を見送りましたでしょうか。

やっとうちの子の顔が見えました。おおかたの子達と同じように無表情です。顔からは手応えが良かったのか悪かったのか全く読めません。

内心私は恐る恐る近づき、どうだった?と聞きます。「うん」との返事。表情なし。

えー。なにー。どうだったのー。とたたみかけたいところを我慢して、とりあえず「お疲れ様」と伝えて一緒に帰りの駅に向かいます。

少ーしずつ、どんな感じか話し初めて、時間内に全問回答できたとことが分かりました。これでとりあえず一安心。さらに、いつも以上に小数点の位置もよくよく注意をしながら回答をすることができたとのこと。はじめにうまく解けなくて飛ばした問題も後で回答できたようですし。この様子であれば大丈夫かな?

回答しはじめのほうでは手が震えたとも言っていました。よく頑張りました。

あとは結果を待つのみです。

こうやって、子どもが目指して乗り越えるような体験を、一緒にさせてもらえてありがたいです。私も嬉しいです。

そして、もう一つ、本当にありがたいこと、それは、そろばんの先生の暖かく辛抱強い教えと応援です。毎回のレッスンだけでなく、いざという時には個別にご連絡をくださいます。今回は、当日どうしても同行できなくて申し訳ないけどと、前日に応援メールをくださいました。次女も自分だけでなく、応援してくれる人がいることを、しっかり感じていると思います。

応援者がいてくれることほど、力になることはないかなと思います。