と青山一丁目駅より歩いて6分ほど、高橋是清翁記念公園を訪れました。園内に石像や石燈籠がいくつもあったり、小川があり水の湧き出ている石と豊かな緑と、とても気持ちの良い公園でした。ベンチがありミストも出ていたので一休みするのにもってこいの公園でした。そこからまた数分歩き、次は豊川稲荷へ初めて参りました。
そのまま駐車場の方から入ってしまいましたので、入った先には昔ながらのお茶屋さんがあり、甘味や小さなお土産が並び、「うどん」という文字もありました。お供物なども置いてあるようでしたが、昔ながらの佇まいにけおされて、私は今回は中へ入れませんでした。
ただ、遠目から眺めていると、小さなピンクと白のお餅のようなものを買っていく人がいて、きっとお供え物だと思いました。かわいいものでした。
さて、境内に入りますと狐の像がたくさん祭られていました。様々な表情をしています。ここは稲荷神社だ!とキツネ様を見て思いを強くしました。いたるところにキツネ様がいて、あっという間に都心であることを忘れさせてくれるような独特の空気が流れているように感じました。日々に悩ましい40代私は、かわいい白狐のおみくじを見つけました。これまた表情がそれぞれ違いかわいいお顔です。普段でしたらおみくじは年始にしかひかないのですが、この白いかわいいお顔に惹かれ、またどうしても引くべき気がして、次女に500円玉を借りてひいてきました。
細い目の綺麗な顔立ちのキツネ様を選びました。はたして「なにごとにも心動かず常業を守ってゆくときは おもいがけぬ幸をうることあり」とのお言葉をいただきました。願望(ねがいごと)は「心長くして騒がねば時いたりて叶う」とのことです。他の項目でも「静かにすればよし」とか、「心長く保養せよ」など、とにかく今は心長くすることが肝要と受け取りました。
『霜いくたび おけど かれざる 松が枝の ときわの 色の うつくしきかな』
霜がいくたび降りようとも枯れない松の枝の青々とした色、そしてまっすぐとした姿が思い出され、そのような姿がかっこいいと思いました。40代の私は松の枝のように芯を持って色を失わずにいきたいと思います。

