子どもの頃、ピアノを習っていました。練習が嫌いすぎましたし、音符をすらすら読めないので、いつも週末には泣きながら練習をしていました。

それでも小学校の合唱祭の伴奏をやらせてもらいなんとかやりきったり、ピアノの発表会では一番良い演奏ができたりしたので、「私は本番に強い」という思いをピアノで得られたと思います。

今、次女はピアノを習っています。そろばんも習っています。共通するのは、どちらも、上達には毎日やることが大事だということです。

そして、次女は、ピアノでもそろばんでも、前日に少しでも練習すれば、翌日はぐんと良くなります。

それを、何度も体感しているはずなのに、次女は少しでもうまくいかないことがあると、「もうやめる!」と投げ出すのが常です。

先日も、そろばん教室から帰宅後、LINEメッセージで「もう辞める」といつもより強い様子で伝えてきたので、これはもういよいよ潮時かと、そろばんの先生に相談に行きました。

すると、そろばんの先生は驚いたように、呆れたように、「今日もそんなに悪い点じゃなかったですよ」と伝えてくれました。

そろばんの先生は、とっても優しくて熱心な先生です。いつも、生徒それぞれに合わせた指導を心がけてくださっています。相談をしていると、先生は次女に対しての声掛けにはいつも細心の注意を払ってくださっているのが分かります。

今、辞めてしまうのはもったいないと、先生も私も考えます。

「1級」を目標にし達成したら辞める、それが理想だし、せっかくなら、達成感をしっかり味わって欲しいというのが切なる願いです。

ただ、1級は週に1回2回やって合格できるようなレベルではなく、それこそ、毎日の積み重ねが欠かせないといいます。

親としては、せっかくここまで続けてきたのだから、そろばんで、日々の積み重ねによる目標達成を経験してもらいたい。

毎日やれば必ずできると確信できます。その景色を、次女にもすんなり共有できれば良いのですけれど。