数少ない在宅勤務の日、学校から帰ってきた娘達の様子が目に見えます。すると、Youtubeだけを見続け、宿題も勉強も遊びもしない姿が見えてしまうので、どうしてもイライラし、情けなさと焦燥感が爆発してしまいます。口うるさく言ったところで、娘達はうんともすんとも言わないし、行動を変えることもしません。もう、それは今までの経験で分かっています。それでも、目の前で、何の益にもならないと思われる動画を、いくつもいくつも見ているだけの姿を見ていると、悲しくなるのです。10代という貴重な年代に、娘達がこれほど無益な時間の過ごし方をしているなんて、耐えられません。耐えられません。耐えられません。
それでは私はどのような10代を過ごしていたかというと、Youtubeはなかったし、TVもいつでも見られるわけではありませんし、何をして過ごしていたのでしょう。小学生の頃はとにかく外で遊んでいたと思いますが、それは有意義な時間だったのかと振り返ってみると、覚えていないですし、有意義な時間ではなかったのかもしれません。
そうであれば、Youtubeばかりを見て過ごしている娘達と同じでしょうか?ただ、宿題だけはやっていたはずなのです。娘達を見ていると、学校からの宿題がとても少ないのですよね。いつも漢字2ページと計算ノート2ページと音読だけ。学校が塾ありの考えなのではないかと感じてしまいます…。
とにかく、Youtubeばかりを見ている娘達を目にすると、一気に私の鬼が顔を出します。休日には5時間以上見ています。私には止められません。そして私の気持ちも自分ではどうしようもありません。子どもとはいえ、別人格なので、本人がそれで困っていないのであれば気にしなくても良いのかもしれないと思いつつ。明らかに目が悪くなっていくのを止めることもできず。親の責任を放棄しても良いかと考えたり。ぐるぐるねちねち思考が同じところを回ります。
結局、娘達の姿が私の目に入らなければ良いのです。
ぐるぐるぐるぐる考えた結果、結論が出ました。私が単身赴任で違うところへ行けば良いのです。そうすれば、私が嫌いな娘達の姿を目にすることはなくなります。何かイベントがある時に連絡をしてその様子だけを聞ければそれで良いのではないかと思います。物理的に離れていれば、私の心は穏やかになるはずです。それが両者にとって良いのではないかと思います。本気。

