10月末に『「なぜ」と聞かない質問術』中田豊一著を読んでから、まだ私の口からついつい出てくる「なぜ」をウォッチ中です。「なぜ?」と聞きたくなったら「いつ?」と聞く。これが1つめの公式です。最近は、とにかく「いつ」を聞こうと心がけていて、「なぜ」より「いつ」が増えてきたと思います。

できれば他のパターンも身につけていきたいと思っていますが、まだまだ入り口で足踏みしていますので、今後ために、以下、事実質問の公式を記録しておきます。

公式②「なぜ?」と聞かずに「Yes/Noの過去形」に変える

公式③「どう」と聞かずに「何」「いつ」「どこ」「誰」と聞く

公式④「いつもは」ではなく「今日は?」、「みんなは」ではなく「誰?」と聞く

公式⑤次の質問に困ったら「他は?」と聞く

これらを意識して、思い込み質問を避けて、ひとつでもふたつでも事実質問ができるよう、練習あるのみです。

さらに次の段階、「問題&課題を分析するための事実質問」においては、とても大事なことがあるといいます。それは、「課題の解決は当人が行う。そのために私達外部者は働きかけるのみ」ということです。そのためにも「待つ」という姿勢がとても重要になります。

最後の一言(気づきの一言)を相手が言い出すまで待つのです。

「信じて待つ」は事実質問の分析と解決の公式における最も重要な心得であるそうです。

「人は自分で見つけたもの以外はほとんど忘れます」「当事者の〝気づき〟こそが〝行動変化〟のための大きなエネルギーとなるのです」

これらの言葉も私には心当たりがありすぎて響きます。

事実質問を極めると、他者支援において、思い込みではない真摯な対応ができるようになると感じました。

キャリアコンサルタントとしては是非とも身につけたい質問力です。