中学1年生の英語の授業で、アリスの物語の一場面を英語劇のようにやると、長女が家で音読をしていました。
場面にはハンプティ・ダンプティが出てきます。アリスとハンプティ・ダンプティの会話です。もともと、長女は「このアリスは本物のアリスじゃないかもしれない」と言っていましたが、どうみても不思議の国のアリスでしょと私は思っていました。ハンプティ・ダンプティも私が慣れ親しんでいるディズニーの「ふしぎの国のアリス」には出てこないですが、出てくることもあるのかなと思っていました。
すると、夫は“アリス”も“不思議の国のアリス”も“ハンプティ・ダンプティ”も全く知らないと言います。不思議の国のアリスを知らない人がいるだなんて私には信じられません。私は幼稚園の劇でやりましたし、ディズニーの「ふしぎの国のアリス」も何度も見ましたし、そのディズニー絵本も家にあったし、カセットもありました。娘達のために買った童話の本にもありますし、不思議の国のアリスに出会う場面はそこかしこにあります。40数年生きてきて、「不思議の国のアリス」に出会わなかったなんてあるでしょうか。
とことろが「アリス」っていうのはねぇと、夫に説明しようと思いましたが、私の口からは何も出てきませんでした。アンデルセンでもないし。イギリスの話だったかな?という程度…。改めて『不思議の国のアリス』を調べてみました。いくつかのサイトを除いてから、ウィキペディアを覗いてみましたら、非常に詳しく、誕生の背景から、『不思議の国のアリス』が児童文学に及ぼした影響やその後の文学の流れなど書いてあり、『アリス』が児童文学の流れを語る上で欠くことのできない古典として確固とした位置をしめ、児童文学作品としては他に類を見ないほど多種類の批評研究の対象とされてきた作品だということが分かりました。ぜひ、ウィキペディアでご確認ください。
そして、ハンプティ・ダンプティが出てくるのは、『不思議な国のアリス』の続編『鏡の国のアリス』のようです。そしてそもそもハンプティ・ダンプティは非常に有名な短いマザー・グースだったようです。
今長女が読んでいるアリスのお話は、『鏡の国のアリス』でした。
鏡の国=異世界です。昨今の日本のマンガ市場で圧倒的な存在感をしめしている異世界。英語圏ではIsekaiで通用するほどだといいます。『鏡の国のアリス』は1871年に出版されています。
ルイス・キャロルの『アリス』については一言では全く語りきれません。私は全く知りませんでした。

