『竹内政明の「編集手帳」傑作選』に、詩人の大岡信さんがあるエッセイの中で書かれていた俳句と短歌の違いが、紹介されていました。
「俳句というのは、花が咲いた、鳥が鳴いている、そういう事実を写し取るだけで俳句になるんだと。だけど、短歌というのは七七がつく分、あるがままを描写したり、写し取ったりしただけでは短歌にならないんだ、咲いた花を見て、じゃあ、自分はどう思ったか。鳥が鳴いているのを聞いて自分はどう思ったか、そのどう思ったかの部分を書かないと短歌にならないんだというふうに大岡さんはいっておられます。」
そして、読売新聞東京本社論説委員の竹内政明さんは、コラムと普通の記事の違いを、俳句と短歌の違いに例えているそうです。
コラムはまさに短歌と同じで、事実を書き、それから何を思ったのかを、自分に問いかけなければ書けないものだそうです。
目撃したことから何を思ったのか、それを書くのがコラムであるとのこと、この型を日々のブログに活かしていきたいと思います。