産後に涙腺が緩むことは良く聞きます。もしくは、歳をとるにつれて人間の感情をコントロールする前頭葉が衰えることで、感情が抑えられずに涙もろくなるというのも聞きます。
どちらでもない…と思いたいところですが。
先日も次女のチアリーディングのイベントで、複数のチームの演技発表がありました。
その中に未就学児の子達のグループもあり、彼女達が音楽に合わせて楽しそうに、一生懸命、もしくは不安そうに演技をしている姿を見ると、じわーっと涙が出てきます。
泣くところではないので、堪えようとすると、お腹が痛いかのように顔が歪んでいるのが分かります。
この時の感情は皆目見当がつきませんし、完全にコントロールできていないと感じます。
自身の感情を探ろうと、周りを見渡すと、演技をする子たちの前後にコーチがいて、前のコーチは口の形や表情で子ども達をリードし、後ろのコーチは真剣な面持ちで見守っている姿が目に入りました。
あぁ、このようにコーチに真剣に見てもらえる子どもたちと、我々親は、有難いなぁとしみじみ。
高学年になった次女の演技は、もう涙なしで見られます。
どのようなメカニズムがあるのか良く分かりませんが、その時間が豊かなのは確かです。