『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(元京都サンガFC普及部長 池上正著)を読みました。

子育てや人間教育の観点から、サッカーで子どもを伸ばす11の魔法(提案)が記載されています。私の娘達はサッカーをしていませんが、地域スポーツを楽しんでいる子どもの親として、とても参考になる1冊でした。

まず、小学生のうちは特に、「楽しませる」ことが大事と言います。これは魔法③です。能力差別にAチーム、Bチームなとどと分けるのではなく、みんなでやる。試合もなるべく皆が同じ時間だけ出られるように交代してやることを推奨しています。勝利至上主義に警鐘をならしています。

こちらは、私は膝を打って、空を見て地面を見る頷きをしたいほど、同意したい内容です。小学生のスポーツは色々なことに挑戦して楽しく好きに出来たら良いと思います。

魔法⑤のキーワードは「考えさせる」です。「言われた通りにできる子」ではなく「自分で考えられる子」を育てるよう、考える機会を与えようと言われています。こまごまと指示をしていてはいけないのですね。

魔法⑩のキーワードは「和をつくる」です。子どもの中で励まし合う雰囲気をつくれることが大事です。

魔法⑪のキーワードは「問いかける」です。何かうまくいかない時には大人が何かを言うのではなく、「今、このままでいいですか?」と子ども達に問いかけるのです。問いかけられると子どもたちは自分なりの考えを口にし始めます。そして、大人から一方的に指示されたことよりも、子どもは仲間の口から出た言葉や自分が話したことのほうを、忠実にやろうとするそうです。娘達を見ていると良く分かります。どう気づかせるか、自分ごとととらえてもらうか、それがとても難しいと思っておりました。

そのためには「問いかける」ことが、子ども達の力を引き出すのですね。

一度読んだだけではすぐ忘れてしまいますので、定期的にまた読み直したいと思いました。
せっかくですので、魔法のキーワード11を記録しておきます。

魔法1:肯定する

魔法2:上達する

魔法3:楽しませる

魔法4:気づかせる

魔法5:考えさせる

魔法6:進化する

魔法7:夢を持たせる

魔法8:余裕を持たせる

魔法9:自立させる

魔法10:和をつくる

魔法11:問いかける

今一番心掛けたいことは、問いかけるです。どうしたらできるかな?