①批判する

②責める

③文句をいう

④ガミガミいう

⑤脅す

⑥罰する

⑦相手をコントロールしようとしてほうびでつる

この7つを教師が学校で、保護者が家庭で、一切使用しないで子どもに対応していくときに、強固な人間関係が学校でも家庭でも構築されるそうです。

グラッサー博士とは、精神科医で、精神医療の新しいアプローチ『現実療法』を著し、また精神科医の守備範囲の枠組みを超えて、公教育に長年多くのエネルギーをそそぎ、教育で上質の追求を試み、『クオリティ・スクール』を著した方だそうです。

この7つの習慣は、外的に相手をコントロールする方法で、人々が人間関係で困難を覚えたときに使う心理学であるそうです。そして、この外的コントロールは人間関係を破壊してしまうため、徹底的に排除することを勧めています。

逆に、関係を確立する「7つの選択理論的習慣」を使うと、相手との関係に大きな変化を生むことになるといいます。「思いやりを示す」「傾聴する」「支援する」「貢献する」「勇気づける」「信頼する」「友好的にかかわる」です。

どちらの7つの習慣とも、良く分かります。そうありたいと、そう実践したいと思っていることを、7つずつにまとめて提示してくださったように感じます。

「新しく知った!」という感覚はなく、「それはそうだよね」と思いますが、そうはいっても難しいのが現実です。

さっそく、外的コントロールを一切使わずに子どもに接しようと思いながら夜を過ごしましたが、なかなかうまくいかず、外的コントロールを使用しない一番良い方法は、「無視をすること」だと思えてしかたがありません。しかし、本書にも「無視してはいけない」としっかり記載されています。

本書には、外的コントロールを排除した教師と生徒の会話の例も記載されており、それを参考に「私は本当にあなたのことで悩んでいる」ということを、あなたを大切に思っているというメッセージとともに伝えようとしましたが、失敗。ついついガミガミいってしまいました。

本を読んで、すぐに実践できるようになれば、もっとみんながハッピーになっているはずですからね。すぐにできなくても、少しづつでも、外的コントロールを排除できるようにしてきたいと思いました。

いつか、娘との関係が変わった!と実感できる日がくるその日まで。