長女が英語の授業で「What is your treasure?」の回答に、iPhoneと用意しているのを聞いました。それを聞いた瞬間、私は大きなショックを受けました。どうしてそんなにつまらない回答にする?どうしていつも没個性をめざすような言動をする?他に宝物と思えるものはないの?今まで豊富な経験をさせてきたと思っていたけど、全部無駄だった…。
私の思考は瞬時に子育ての失敗まで辿り着き、「宝物を聞かれてiPhoneを選ぶなんてありえない!」と吐き出さずにはいられなくなりました。冷静になれば分かります。極端な思考で、長女にはとばっちりですね。
iPhoneを選んだ理由を聞けば、もしかしたら長女なりの思い入れがあるのかもしれません。と、後日聞いてみましたら「時間がなかったからみんなが分かるようなものと思って決めた」「他の物も思ったけどどう説明すれば良いか分からなかったから」とのことでした。
とくにiPhoneに想いがあるわけではなく、制約のある中選んだものですね。初めから、なぜiPhoneにしたのか聞けば、「もう少し面白いのにしたら?」ぐたいの一言で終われたはずでした。
私はキャリアコンサルタントの資格を持っています。傾聴について何度も学びました。クライエントの話を傾聴するには、コンサルタント自身のフィルターを通して聞いていることを認識することや、自身の価値観をゼロにする(それは無理ですが)ことも大切です。ただ家族に対してとなると、ついつい私自身の思考のクセそのままで対してしまうので、お互いに面倒なことになります。
そろそろキャリコンの継続学習の予定を入れると良いかもしれません。

