帰宅の電車内で座っていました。色々今日も終わらなかった…と思いながら、少し顔をあげてみると、ハードカバーの単行本のタイトルが目に飛び込んできました。
『逆ソクラテス』伊坂幸太郎
表紙には青系のトゲトゲ色々詰まったような絵が描いてあります。
20代か30代のマスクをした女性が読んでいます。もうすぐラストのようです。
左手にしている腕時計が私と色違いと言ってもよいぐらい形が似ています。黒いリュックにはハリネズミをかたどったグレーのキーホルダーがついています。
ぺったんこのシンプルなパンプスを履いています。勝手に親近感を覚えます。
あぁぁ。「その本どうですか?」って聞けたら良いのに!
もう10年前になりますが、インドネシアからの留学生がうちに来てくれた時に聞いた話では、インドネシアではバスや電車で隣に座った人と話さないのはおかしいくらい、とのことでした。
今だけでも、この車両が10年前のインドネシアを走るものに入れ替われば良いのに!
と思いつつ、私の乗り換えの時がきてしまいました。『逆ソクラテス』タイトルに惹かれました。図書館で予約します。

