日が沈めば過ごしやすくなってきた今日この頃。図書館へ自転車で行ってきた帰り、川沿いで久しぶりにコウモリが1匹飛んでいるのを見ました。黒い羽部分がビニールのように見えます。あの、カクカクした形の毛のない羽が、鳥でないことを痛感させてくれます。コウモリは人間と同じ哺乳類なのですよね。
少しコウモリの生態について調べてみますと、あの特殊な羽部分は、実は前足が進化したものらしいです。前足の指5本分の骨がしっかりあるようです。だからあのカクカクの羽になるのですね。
随分久しぶりに見ました。以前、近くの川に架かる石橋の裏にコウモリの群れがぶら下がっているのを見たような、夢だったような気がしています。家に住みつかれるとフンや菌による健康被害も懸念されるようなので嫌ですが、今のところ川の橋の裏に住み着いているのであれば、会えればうれしいです。
今日は自転車で走っていると、同じ速さで横をトンボが飛んでいたり、アゲハ蝶が飛んでたり、生き物を身近に感じる日でした。猛暑が終わってきたからでしょうか。
人間は猛暑もクーラーをかけてやり過ごすことができますが、動物たちはどのように猛暑を切り抜けているのでしょう。近所にいるハトやすずめやカラス、カモ、ねずみが電線の上を走っているのも見たことがありますが、コウモリも、昆虫も、植物も、猛暑の対処策などあるのでしょうか。環境に合わせて進化していくのでしょうか。
猛暑に対処できないようであれば、生物は…。リリー・フランキーさんの小説集を読んだ後だからか、荒廃した終末世界に想いが向かってしまいます。

