外階段を登って2階の扉を開けようと思ったら、右目の端で黒いものが横切ったのが見えました。

ふとそちらの方を見てみると、カラスが1羽、私の目線と同じくらいの高さにある電線に止まりました。そしてそのまま白いものをシューシューと落としました。初めてその時を目撃しました。飛んできて止まって即落とし物をするだなんて思いもよらず、もしあの時に電線の下を通っていたら避けようがありません。

カラスは一度「安全で快適」と判断した場所は、詳細に記憶し、同じ場所を繰り返し利用するそうです。きっと、あの迷いのない落とし方を見ると、あそこが定位置なのでしょう。これから目撃した電線の下を通る時にはカラスが飛んできていないか、気をつけたいと思います。

カラスについて検索してみると、色々と面白い情報が目にとまります。
親近感を持った行動では、「就塒前集合(しゅうじぜんしゅうごう)」という特殊な行動パターンです。これは、ねぐらに入る前に一時的に集合場所に集まり、ねぐらの安全確認や、仲間との情報交換を目的としているようです。娘達の習い事の終わりを待つママさん達と同じだと思いました。集団で情報交換をしてよりよく生き延びるための行動ですね。

カラスの集団情報交換時には大量のフン落ちるため、大きな被害にもなっているようですが、その場所が電線等の場合は電線や通信線などの設備に対する鳥害対策はその管理事業者に問い合わせしたり、カラス被害の対策を請け負ってくれるところもあるようなので、もしこれはひどい!という状況になったら、早めに連絡先を探すのが良いですね。

うちの近所ではまだ「就塒前集合」は見ていないと思います。