長女が移動教室へ出かけて家族3人の日、本好きな次女も喜ぶ図書館巡りをすることにしました。図書館を検索するなかで一番行ってみたいと思ったのは、角川武蔵野ミュージアムです。まず、4階にある本棚劇場ライブラリの写真に魅了されました。8mも高さのある本棚に囲まれている空間のようです。1階にはマンガと次女の大好きなライトノベルの本がそろっているようです。また、外観も恰好良いです。水の中に浮かぶ要塞のような建物です。館長には2024年11月に、池上彰さんがご就任されたようです。イベントも面白そうで、体感型デジタルアート劇場浮世絵RE.BORNも見ごたえがありそうです。ぜひここへ!と思いましたが、すでに時間はAM10時過ぎ。今から所沢まで行くのは、私たち家族には遠出すぎます。その為、東京上野にある「国際子ども図書館」へ行こう!と準備開始。念のため定休日を確認すると祝日です。残念ながら本日は祝日です。こちらも行けません。

どこかいつもと違う図書館を、と検索して「蔵書数が公立図書館で最大級」という言葉を見て、広尾にある都立中央図書館へ行くことにしました。有栖川宮記念公園の中に図書館があります。誰でも入れるというので軽い気持ちで行ってみましたら、なんとそこは書籍での勉強や研究するための場所でした。カウンターの方にお伺いしたら児童書は置いていないそうです。研究するための大人向きの機関だからということです。全く知らずに来てしまいました。本好きの次女とはいえ、ここは思っていたところと違いました。閲覧席数は約900席と用意されていて、多くの方々が黙々と調べ物をしたり勉強したりしていました。

せっかくだからと、綺麗な建築物の写真集を選び、次女と見ながら少し小声で交わしていたところ、すぐに館内の女性が寄ってきて、「交流室は上の階にありますから、その本を持って行くこともできます」と、注意を受けてしまいました。

いたたまれず、すぐに出たいという次女をなだめすかして、カフェテリアのある5階まで一通りの階を覗きました。5階のカフェテリアは、あまり活気のない学食のような雰囲気でした。でもここでなら少し気軽に呼吸ができる空間でした。窓際の席は有栖川宮記念公園を見下ろせるので気持ちが良さそうでした。

さてさて、せっかく楽しい図書館巡りを予定していたのに、思惑と違いました。次に行けるところはないかと検索し、八丁堀にある「森のほんちゅうおう」へ向かいました。こちらは八丁堀駅より徒歩1分、地上に出てすぐに視界に入ってきた建物は明るく開放的で期待のもてる外観です。1階にカフェもあります。入り口に入り奥に進むと1階には中央区立郷土資料館がありました。床には昔の中央区の地図が描かれており、水路が発達していたところが道路に変わった歴史なども興味深く楽しむことができました。1階のイベントスペースでは、資産管理についてのセミナーをしていたようですが、満席のようでした。私も参加したい!と思いつつ。

エスカレーターを上がって2階には、子どもコーナーがあり次女の好きな青い鳥文庫の文庫本も見つけることができました。小学1・2年生向けの本など、学年ごとにおすすめの本の展示もあります。2階には庭園「つどいの森」があり緑豊かです。座席も窓際のテーブル席や、ソファー、別の階には予約制の学習席などがあり、様々なシーンで活用できそうです。次女も私も夫も、自分の時間を好きに過ごせて良い時間を過ごせました。

帰宅後に「森のほんちゅうおう」を調べると、夏にはプラネタリウムや星空観測等もイベントもあるようでした。事前調査をしっかりしておけば……。とはいえ、本日の図書館巡り、全く違うタイプの図書館を体験でき良い祝日となりました。