帰宅の電車にて、運よく座席に座ることができました。座ってふぅと一息ついて少し左横に視線を移すと、隣に座る女性が柚木麻子著『BUTTER』を読んでいるのが分かりました。半分の少し手前ぐらいを読んでいるでしょうか。
今、本屋さんに行けば、だいたい平置きで目立つところに置いてある『BUTTER』、イギリスでベストセラーとなり逆輸入的に日本でも人気になっている本。2007年から2009年にかけて発生した『首都圏連続不審死事件』をモチーフに日本の社会問題を深く洞察しているようだと聞いていますので、ぜひ読んでみたいと思っていました。
今読んでてどうですか?面白いですか?どんな感想を持っていますか?と、聞きたくてしょうがありません。こんなにすぐ近くに気になる本を読んでいる人がいるのに、話しかけるのはNGでしょう?
日々の通勤電車で、本を読んでいる人を見るといつも、何を読んでいるのかなと気になります。不審者にならずにチェックできる程度で、何を読んでいるか分かると嬉しくなりますし、一文が見えただけで、何の本か分かった時には、勝手にクイズに正解したような気分になりますし、感想を共有したくなります。
まれに、私が今読んでいる本を読んでいる人に出会うこともあります。
本を本でいる人に、話しかけても当たり前と受け止めてもらえるような社会だったら良いのにと思います。好きな本が一緒でしたら仲良くなれる可能性もきっと高めです。本をきっかけに気軽に知り合いになれる環境だったら楽しいのになぁと本気で思います。
そこで考えました。「一般社団法人本についてはなしましょう協会」なんて作るのはいかがでしょうか。リアルでも本について気軽に話したい人々向けです。協会に賛同した人たちには、マタニティキーホルダーのような、ブックLOVEキーホルダーを持ち物に付けてもらい、そのキーホルダーを持っている人は、電車内でも、どこでも、本について声をかけられてもOKですの印です。
日々の通勤電車で、ブックLOVEキーホルダーを身につけた人を見つけられたらどんなに嬉しいでしょう。
1人でも、賛同いただける方がいらしたら嬉しいのですけれど。そんな未来にメリークリスマス!

