尚徳学園という昔の女学校だった校舎で、3月3日に『言葉と音楽を囲む会』が開かれました。

途中からになってしまいましたが、後半だけ長女と一緒に参加してきました。

尚徳学園は、普段はデイサービスや学研、そろばん教室などで利用されています。先日は餅つき兼ワークショップなどを開催したりと、地域の交流の場として活用されています。

『言葉と音楽を囲む会』は、平日にはそろばん教室で使われている部屋で開かれました。

当日に、廊下と部屋をしきる引戸を開けると、暖かみのある照明に照らされて、薄暗い中でも暖色系の絨毯やソファ、丸いローテーブル、参加者の方々がゆったりとくつろいでいる景色が目に飛び込んできました。

そして、部屋に入り、部屋の真ん中の方へ視線を移すと、大きな瓢箪の半身を使っているような民族楽器と、細長い太鼓2つと、コントラバスが見えました。

私たちが入った時には、民族楽器で、王族の子守唄だったという曲が奏でられていました。

一瞬で大陸を超えた世界に迷い込んだかのようでした。みなゆったりとした姿勢で音に身を任せていました。

次に2人目、コントラバスの奏者、小美濃裕太さんというジャズベーシストとして、また幅広いジャンルで国内外でご活躍中の方が、ジャズやコントラバスについて、さまざまに語ってくれました。

コントラバスの弦は羊の腸で作られていたこと、弦の素材が発展することでテンションのかけ方が強くできるようになったこと、弓の毛は馬の尻尾でモンゴル馬のが高価だとか、楽器の製造元について、どこの国の楽器が箔がつくかなどなど、素人の私にはどれも興味深く、少しでも分かることが増えたらと思わずにはいられません。

まずはコントラバスでI’ll Remember Youという歌詞のある曲を、「歌から言葉をひっぺがす」つもりで弾いてくださり、次は「ことばをおぎなう」ように即興演奏をしてくれました。コントラバスの色々な部分で音を奏でられることを見せてくれ、音は弦を弾くだけでないところも奥深かったです。

ジャズは、「メロディ、ハーモニーをひっぺがして利用する」とも話されていました。気をゆすると、コントラバスのジャズの響きは、何もかも放り出してずぶずぶと床に潜って聞き続けたくなりました。

が、しかし、次女の習い事のお迎えに行かなければならなかったので、早めに退出しなければなりません。

最後に、民族楽器とコントラバスの伴奏にのり、詩人の服部さんが石垣りんさんとご自身の詩を朗読して、会はお仕舞いになりました。

皆さんはそれから懇親会、私と長女は帰宅し私は次女のお迎えと、あっという間に現実の世界に戻ってきました。

それでも、良い空間と時間を過ごせました。