母は当時パン教室に通っていました。

それで、パン教室で習ったという肉まんを作ってくれました。

私が中学生くらいの頃でしたでしょうか。

その肉まんが私にはとーっても美味しく感じられました。それまでも肉まんは好きでしたが、その日から大好きになりました。

白い皮はしっかりとしていて、あんの肉はパラパラではなくわりと固まっていました。

でも肉まんの白い皮にかぶりついた時に肉汁がじゅーっと口に入ってきて、それはもうジューシーな肉まんでありました。

パン屋さんで肉まんなんてやることも驚きましたが、とにかく美味しかったのでまた食べたいと思っていますが、母が作ってくれたのはその一回だけでした。

それでもうれしいおいしい記憶の一つです。

先日、なんとなくその母の肉まんに近いなと感じたものがありました。

それは蓬莱の豚饅!皮もしっかりお肉もどっしり、食べ応えのある満足感のある肉まんでした。