『カウンセリングの実際問題』河合隼雄 著 を読みました。
ここでも、子育てとの共通点を発見
それは ‘待つこと’です。
この本には、カウンセリングの全体像が、河合さんの体験をもとに書いてあり、
勉強になること、参考になることがたくさんあります。
そのうちのほんの一部ですが。
カウンセラーに必要な要素を説明している部分です。
必要な要素は、
基本的安定感と、相当必要な知識、そしてConstellating Power(コンステレイティングパワー)
とのこと。
これは、何かそこに新しいものを生み出す力を持っているということ。
カウンセラーが前に座っただけで、クライアントにすればそんなことは
ありもしなかったことが心の底から出てくる。
それを砕いていうと、‘可能性への信頼と参加への決意’であり、
可能性への信頼とは、待つ才能だとのこと。
部分的な抜粋になってしまってわかりにくくてすみません
とにかく、私が了解した内容は、
カウンセラーには、クライアントの可能性を信じて待つ力が必要ということです。
これは、幼児教育全般でも言われていることで、
‘幼児の生きる力を信じて親は待つことが大切’と一緒でした。
でも、人間、この‘待つ’ということが実はとても難しい。
‘どうしても何かしたくなる時に、何もせずにおれるというのは大したことだ’
と河合さんも言っています。
親としても、カウンセラーとしても、
‘信じて待つ力’を鍛錬していきたいと思いました