『限りある時間の使い方』(オリバー•バークマン著)第3章の見出しです。

地球上の限られた時間のなかで、有限の人生を生きるとは、いったいどういうことなのか。と、この問いについて、マルティン•ハイデガーという偉大な哲学者を紹介しつつ、綴られています。

「人間が存在するということは、そのまま、時間的に存在することを意味する。時間抜きで存在を考えることは不可能だ。」「ハイデガーの奇妙な視点から見れば、『自分は限られた時間である』というほうが正しい」など。

もう少しお付き合いください。

「無限にあったはずの時間を奪われるわけではない。そもそも、時間が少しでもあること自体が、不可解なほどに奇跡的なことなのだ。」

つまり、私たちは時間を持っているのではなく、時間の中に存在するのであって、自分の時間を所有物の様に使ったりするものではないのだ!!と、私は、宇宙に投げ出されたような感覚を覚えました。

時間があるのではない。時間がないのでもない。時間はそこにある。

だから、人間の人生を過ごすには、今を生きるしかないのだそうです。この本を読んでいる最中は、それが分かるし出来る気がします。