昨年9月に次女がチアリーディングの選抜チームに入ってから早半年。チアのルールは細かくありそうなのは分かりましたが、私のチアの基本や技についての理解が深まっていないので、いつもの図書館で関連書籍を予約しました。

しかしながら、チアリーディングについての書籍はほとんど見つからず今回の予約は3冊だけです。

その1冊、『先生はプロチアリーダー!子持ち★バツイチ★44歳』黒田紫さん著の、神奈川県立茅ケ崎高校チアリーディング部の奇跡を読みました。

となったり黒田さんは、小学2年生のときにチアリーダーに魅せられ、18歳になりついにチアリーディングをはじめられたそうです。大学卒業後は高校教師になり荒廃した学校に赴任し、チアリーディング部を発足させ日本一となったり、他の先生と手をとりあって立て直しに努められました。人間として教師として、一人のチアリーダーとして、信念を貫く黒田さんの生き方に、感動を覚えました。

好きなものに精一杯、時にはがむしゃらに取り組む姿に、私ももっと頑張れる!!と勇気をもらいました。が、しかし。

最後まで読んでみると、色々な結果を出していた裏では、どれだけ悩み心身共に壊してしまった経験があったかも書かれていました。

家庭も持ちながら、それだけの結果を出すまで情熱を持ち全力で追い込み取り組み続けていたら、色々ありますよねと、妙に納得しました。

そして私はありがたいと思いました。素晴らしいことだけでなく、その裏にあるものも教えてくださっているので、無防備にもっと頑張ろうと思いたいところに、水をかけられ冷ましてもらったような感覚です。

どこまで頑張るか。何を目指すか。何を幸せとするか。

これらは、自分で塩梅を考え続けたほうが良いテーマであります。

黒田さんが一番好きで大事にしているのが、ダンスドリル(繰り返し練習して統率されたダンスの総称)の創始者であるケイ・クロフォード先生に教えていただいた「T・E・A・M」という頭文字で表す一連のキーワードだそうです。

T:Together 「みんなでいっしょに」
E:Everyone「一人ひとりが」
A:Achieves「成し遂げる」
M:Miracle「奇跡」
「一人ひとりでは何もできないけれど、みんなで力を合わせて奇跡を起こす」それのできるチームがいいチームだと教えていただいたそうです。

黒田さんはチアリーディングの真のスピリットはこれだと思っているそうです。1×10=10ではなく、1×10=100くらいのミラクルを起こすのだとおっしゃいます。

チアリーディングも、人生も、みんなで力を合わせて奇跡を起こす、そんなことができるファミリーになりたいです。