彼女は自然体が笑顔だなぁという印象の女性です。日本に来てから丸4年。この5月には中高生の英語教師のボランティアとして、アフリカへ旅立つとのことです。まずは2年間のプログラムです。
日本では企業に所属し、マンツーマンのイングリッシュティーチャーをしていました。
英語の先生から、「それでは英語で話してみましょう!」と言われても、なかなか何を言ったらいいか…しかも、英語で…って、慣れてないと話せませんよね。
彼女は上手にこちらが楽しく話せそうな話題を引っ張り出して、楽しい会話を作ってくれます。
そしていつでも大きな笑顔で受け止めてくれます。
彼女のその存在感はふんわりと大きく、場は華やぎます。
そんな彼女ですが、この5月からアフリカへ旅立ちます。
もともと学生の頃からボランティア団体に登録をしていて、アフリカでのボランティアに興味があったそうです。
ただ、はじめての海外生活をアフリカで始めることは彼女にとってハードルが高く、まずは彼女のお母さんが来たことのある日本で暮らすことを決めたそうです。
日本での生活と、イングリッシュティーチャーとしての経験も積むことで、これからはどこでもやっていけるという自信を持つことができたそうです。
そして、いよいよアフリカへ!
そんな彼女の、今の人生の目標も教えてもらいました。
「コミュニケーション能力を高めて、それを世界の役に立たせたい」
「例えば、同じ人間でも、アメリカ人と日本人ではコミュニケーションの取り方等に違いがあるけれど、日本人とも仲良くなれる。アフリカへ行けば、きっとまた違うコミュニケーションの取り方があって、そういうものをたくさん身につけたい。そうすれば、どんどんコミュニケーション能力の幅を広げられると思うから。」
(日本語で答えてくれています。)
なんだか、すごく、深いと感じました。
また、学生の頃から海外でのボランティアに興味を持っていたということ。やりたいことのスモールステップとして、日本での生活を選択するということ。このようなグローバルというかボーダーレスな考え方、私の中には存在せず、そんな選択肢を持てる環境やその人自身を、素晴らしいなぁと感じました。
アフリカでのボランティアを終えて帰国しても彼女は28歳。
若い!!
20代はなんでも挑戦して大丈夫です。
それから次に、彼女は何を選ぶのでしょうか。
また会いたいです。