習い事に行くために自分の自転車に乗り、急いで向かっている時です。車が来たので止まろうと思ったところで、左右のハンドルのちょうど真ん中からカマキリの頭が見えたそうです。ニョキっと出たカマキリの頭。

次女は虫が苦手です。「急いでいるのにどうしよう~」と焦ります。止まったところで、手でつかんで取ることはできません。そうかといって、いつどう動くか分からないカマキリと一緒に自転車に乗っていくのも怖いです。習い事の時間がせまってきます。どうしよう、どうしようと思い周りを見渡すと、郵便局の配達員の方がいるのが見えました。

カマキリと一緒に自転車に乗るか、知らない人に声をかけるか、どちらも次女にとっては怖いことです。どうするか。そこで習い事に行きたい彼女は、知らない人に声をかけることを選んだそうです。「あのぉ、カマキリを取ってくれません、か…?」すると、郵便局の配達員の方は、「なに、怖いの?」と言いながらも親切にもカマキリを取ってくれたそうです。

お陰様で次女は無事に、習い事に遅刻せずに行けたそうです。めでたしめでたし。そんな話をお友達にしたら、お友達の家のノブにもカマキリがいて、その子はほうきの先でちょちょっとやってカマキリをどかしたそうです。そういうこともできますね。

今、カマキリが活躍する時期でしょうか。こんなに寒いのに。
そう思い調べてみると、カマキリは夏から秋に成虫になり秋に交尾や産卵をするそうです。
カマキリというと小学校の国語でやった、かまきりりゅうじの詩「おれはかまきり」の“おう なつたぜ
おれは げんきだぜ”のイメージでした。

冬になる前、生を謳歌しているカマキリたちなのかなと。カマキリに見つめられるとドキッとしますね。